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平成30年福井県地価公示の結果概要を掲載しました。 (2018/03/28)

平成30年福井県地価公示の結果概要
1.概要
  福井県の平成30年地価公示の調査ポイントは全135地点です。
  今回の結果では、平成29年に比べ地価下落幅は縮小していますが、全国平均(住宅地+0.3%、商業地+1.9%)に比べると福井県の地価下落率は依然として大きい状況は変わっていません。(住宅地▲1.2%、商業地▲1.0%)
  平成30年地価公示では住宅地15地点(前年比+4地点)、商業地7地点(前年比+4地点)において地価上昇地点が出ました。
  また、福井市の商業地の平均が26年ぶりに前年比+0.3%と上昇した。

2.平均変動率
  ・県内の平均変動率は、住宅地▲1.2%、商業地▲1.0%、工業地▲0.4%と、平成29年に比べて全般的に地価下落幅は縮小しています。
  ・住宅地では、福井市で上昇地点が12地点、永平寺町・鯖江市・敦賀市でいずれも各1地点の合計15地点で上昇した。
  ・商業地では、福井市で6地点、勝山市で1地点の合計8地点で上昇した。
  ・住宅地では、大野市(-3.9%)、勝山市(-2.9%)、あわら市(-2.5%)、美浜町(-3.1%)で比較的高い下落率を示している。
  ・商業地では、大野市(-3.7%)、鯖江市(-2.4%)、越前市(-2.5%)、美浜町(-4.3%)で比較的高い下落率を示している。  
  ・工業地の下落率は縮小傾向にある。

全国の地価動向について
  平成29年1月以降の1年間の地価について、全国平均では、全用途平均は3年連続の上昇となった。
  商業地は3年連続の上昇となり、上昇基調を強めている。また、三大都市圏以外の地方圏でも商業地+0.5%と26年ぶりに上昇した。特に中核的な4市(札幌・仙台・広島・福岡)や県庁所在地を中心に商業地の上昇基調が認められる。   (参考:国土交通省 土地総合情報ライブラリー http://tochi.mlit.go.jp/

〜都道府県地価公示とは?〜
地価公示は、土地鑑定委員会が毎年1回(1月1日時点)標準地の正常な価格を公示し、一般の土地の取引価格に対して指標を与えるとともに、公共事業用地の取得価格算定の規準とされ、また、国土利用計画法に基づく土地取引の規制における土地価格算定の規準とされる等により、適正な地価の形成に寄与することを目的としているものです。
これは、都道府県が行う地価調査(毎年7月1日時点)とあわせて地価のネットワークを形成し、一般の土地取引価格の指標ともなっており、適正な地価の形成に寄与しているものです。
公示地について不動産鑑定士等の鑑定評価を求め、これを審査、調整し、一定の基準日(1月1日)における正常価格を公表するものです。

<注意>
地価公示概要は、地価公示結果を基に当社不動産鑑定士がまとめたものであり、この文章の無断転用・転載を禁止します。
当データは、官報及び公報等を基に編集したものでありますが、地価公示に関する詳細等を資料作成など公に使用される場合には、国土交通省・福井県・各市町村等の所管窓口へご確認ください。誤植等により生じた損害等につきましては、当方では責任を負いません。