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平成28年福井県地価公示の結果概要を掲載しました。 (2016/03/28)

平成28年福井県地価公示の結果概要
1.概要
  福井県の平成28年地価公示の調査ポイントは全127地点です。
  今回の結果では、平成27年に比べ地価下落幅は縮小していますが、全国平均(住宅地▲0.2%、商業地+0.9%)に比べると福井県の地価下落率は依然として大きい状況は変わっていません。(住宅地▲1.7%、商業地▲1.7%)
  平成28年地価公示では住宅地6地点(福井市木田1丁目、淵3丁目、文京3丁目、福1丁目、北四ツ居2丁目、永平寺町松岡松ヶ原1丁目)において地価上昇地点が出ました。また、福井駅周辺で24年ぶりに商業地3地点(中央1丁目、大手2丁目)において地価上昇地点が出ました。

2.平均変動率
  県内の平均変動率は、住宅地▲1.7%、商業地▲1.7%、工業地▲1.1%と、平成27年に比べて全般的に地価下落幅は縮小しています。
  福井市木田1丁目(+1.1%)、渕町3丁目(+0.9%)、文京3丁目(+0.4%)、福1丁目(+0.4%)、北四ツ居2丁目(+0.3%)で地価が上昇したほか、永平寺町松岡松ケ原1丁目(+0.7%)でも地価上昇傾向が見られる。また、県内全体で住宅地の地価横ばい地点は9地点。
  さらに、JR福井駅周辺の商業地で24年ぶりに地価上昇地点が現れた。(中央1丁目+0.6%及び+0.9%、大手2丁目+0.6%) なお、県内全体で商業地の地価横ばい地点は5地点。
  住宅地では、大野市(-3.4%)、勝山市(-3.1%)、あわら市(-4.3%)で比較的高い下落率を示している。
  商業地では、大野市(-3.7%)、勝山市(-3.4%)、美浜町(-4.0%)で比較的高い下落率を示している。
  工業地の下落率は縮小傾向にある。

全国の地価動向について
  平成27年1月以降の1年間の地価について、全国平均では、全用途平均で昨年までの下落から上昇に転じた。用途別では、住宅地はわずかに下落しているが下落幅の縮小傾向が継続。また、商業地は昨年の横ばいから上昇に転じ、工業地は昨年の下落から横ばいに転じた。三大都市圏をみると、住宅地はほぼ前年なみの小幅な上昇を示し、商業地は総じて上昇基調を強めている。地方圏をみると、地方中枢都市では全ての用途で三大都市圏を上回る上昇を示している。
  (参考:国土交通省 土地総合情報ライブラリー http://tochi.mlit.go.jp/

〜都道府県地価公示とは?〜
地価公示は、土地鑑定委員会が毎年1回(1月1日時点)標準地の正常な価格を公示し、一般の土地の取引価格に対して指標を与えるとともに、公共事業用地の取得価格算定の規準とされ、また、国土利用計画法に基づく土地取引の規制における土地価格算定の規準とされる等により、適正な地価の形成に寄与することを目的としているものです。
これは、都道府県が行う地価調査(毎年7月1日時点)とあわせて地価のネットワークを形成し、一般の土地取引価格の指標ともなっており、適正な地価の形成に寄与しているものです。
公示地について不動産鑑定士等の鑑定評価を求め、これを審査、調整し、一定の基準日(1月1日)における正常価格を公表するものです。

<注意>
地価公示概要は、地価公示結果を基に当社不動産鑑定士がまとめたものであり、この文章の無断転用・転載を禁止します。
当データは、官報及び公報等を基に編集したものでありますが、地価公示に関する詳細等を資料作成など公に使用される場合には、国土交通省・福井県・各市町村等の所管窓口へご確認ください。誤植等により生じた損害等につきましては、当方では責任を負いません。